こんにちは、Wideneckerです。2期制・3期制のどちらの学校も、定期テストの時期を迎えています。
私の塾では、ほぼすべての中学校でテストが終わり、返却が始まりました。
過去最高得点の更新の報告や、予想問題の的中報告など、生徒たちが笑顔で教室に飛び込んでくると、それまでの過酷なスケジュールの疲れも多少は緩和されます。
先生ありがとう! 先生やったよ!
ハイタッチで迎えたいところですが、今はソーシャルデイスタンスをキープ中。
定期テストで高得点を獲るには
誰もが、定期テストでいい点数を獲りたいという思いはあるはずです。そもそも、気持ちが入っていなければ、勝負になりません。教科や単元に対する得意不得意があったり、体調面・精神面の波があったり、いつでもベストの状態でテスト当日を迎えられるとは限りません。それでも、できる限りの準備をしたいものです。
事前準備チェックリスト
【勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求むる】
これは、孫子の兵法に書かれている有名な一節です。完璧な準備をすることはもちろん不可能です。(あらかじめ勝敗が決まっているのであれば、面白みもなくなります)それでも、可能な限りの準備をすることは、勉強だけでなく社会に出てからの経営戦略でも役立つことです。
得点が高い生徒と伸び悩む生徒との差は、上記チェックリストの中でも顕著です。テスト日程を分かっていない状態で、学習計画を立てることなどできません。何を重点的に勉強するのかという作戦も立てられません。結局、提出課題に追われて弱点の補強ができず当日を迎えてしまい・・・南無。。。
正式な試験範囲の発表前に、「今、どこを勉強している?」という投げかけにも、
曖昧な返事しかできない生徒がいます。学校の勉強に、もっと集中してほしい。
テスト2週間前までに
ここまでに、暗記系の準備を終わらせておくことが理想です。
新出英単語や熟語、国語の漢字、地理の地名や歴史の年号などを他のノートに書き出してみると、それほど多くないことが分かると思います。
インプットを完了したらアウトプットをする予行演習が必要です。セルフテストや友達と問題を出し合うなど、確認をしましょう。
数学や理科に関しては、教科書の章末問題や副教材の基礎問題を終わらせておきましょう。この時点で分からない問題がある場合は、早めに解決をしましょう。
テスト1週間前までに
ここからは、多くの問題を解きながら知識の整理をする時間になります。学校の副教材や塾テキストを使いながら、たくさんの問題を解いていきましょう。
×が付くことを恐れず、この段階でできていることとできていないことを把握することを心掛けてください。
問題集を解く時は、1問終わったらすぐに丸付けをしてください。この丸付けを丁寧に頻繁に行う生徒は、学習効果が高いです。
間違えたら、解説や教科書ですぐに確認する癖をつけると、学力アップにつながります。
逆に、まとめて丸付けをする生徒は、知識の補強ができないまま時間だけが過ぎていきます。
テスト3日前までに
部活動も休止期間になり、家庭学習を増やすことができるはずです。もし集中できないのであれば、図書館のフリースペースや塾の自習室などを有効活用しましょう。
ここで取り組むのは、1~2週間前に取り組んで解けなかった問題のやり直しです。分かるように、できるようになっているかをチェックしてください。
そして、試験範囲の教科書の読み直しを必ずしてください。出題の基本は、教科書です。本文だけでなく、枠外の史料や注意書きについてもしっかりと読みこんでください。
この細部まで準備をすることが、90点以上を獲得できるかどうかの分かれ道です。
大成功の道は、長く険しいものです。気持ちを引き締めて、頑張りましょう!
模擬試験の必勝法については、以下をご覧ください。